マクロプログラム

中国古典を扱う際に役に立つワードプロセッサのマクロプログラムです。 各マクロは、マクロを収めたファイル（説明書も兼ねています）をzipで圧縮しています。

マクロプログラムならびにドキュメント類に対しては、変換テーブルなど、元の作者が存在する部分を除き、作者である福田忍が著作権を有しますが、作者はこれらの自由な利用（他のプログラムやマクロでの利用も含む）・複製・配布・改変を許諾します。ただし作者は、これらのマクロプログラムやドキュメント類に対して何の保証も行いません。これらを使用した結果について、作者は一切その責を負わないものとします。

2009.4.13　Word 2008 for Mac用の正字変換AppleScriptを追加しました。

大規模文字セット用マクロ

通常はコンピュータ上で扱えない文字を表示／印刷可能とするフォント群である、いわゆる大規模文字セットを利用するためのマクロです。

大規模文字セットを使用する際の問題点と、以下に公開するようなマクロによってこれらを使用することの利点をまとめてみました。興味のある方は、次のPDFファイルを御覧ください。"「コンピュータにない文字」の利用について"（「年報いわみざわ」第24号　北海道教育大学岩見沢校，2003年3月）

• GT書体マクロ（Word用）
  
  • GT書体は東京大学多国語処理研究会から提供されている文字セットで、67000字あまりの漢字を収録しています。このマクロはテキスト中に記入されたGT書体のコードと対応する実際の文字とを相互に変換します。通常はGT書体をコードの状態で扱い、印刷などの必要時にのみ実際のフォントとすることで、OSやアプリケーションへの依存を最小限にし、JIS外の文字を含むデータの共有や再利用を可能にします。詳細については作者がまとめた文書を御覧ください。
  • 本マクロはMacintoshのWord 2001およびWindowsのWord 2000で作成し、両者で動作することを確認しています。
• JIS補助漢字マクロ（Word用）
  • テキスト中に区点コードを記入しておくと、対応するJIS補助漢字に置換します。JIS補助漢字のフォントとして、松本忠氏が作成した、「平成明朝W3外字」が必要です。「平成明朝W3外字」は@niftyのフォーラム・FPRINTからダウンロード可能でしたが、フォーラムが存在しなくなった現在、入手可能であるかどうか不明です。
  • 本マクロはWord 6.0 Macintosh editionで作成しています。

正字変換マクロ

各ワードプロセッサ上の常用漢字体や俗体の文字を、JIS第一・第二水準の範囲内で正字に変換します。現在、Word、一太郎、OpenOffice.org用があります。また、Word 2008 for Mac用に、AppleScriptによるバージョンを追加しました。

漢字の変換情報として、高木元氏作成のsed用スクリプトである「新舊漢字變換スクリプト」のデータを福田が改変したものを使用しています。有益なデータを公開いただいたことに感謝いたします。

• Word用　正字変換マクロ
  • 本マクロはWord 6.0 Macintosh editionで作成しています。WindowsのWord 2000でも動作を確認しています。
• 一太郎用　正字変換マクロ
  • GTフォントおよび文字鏡フォントを含む文書で使用しても文字化けを起こさないよう、この二つのフォントが設定された文字は変換を行わないようにしています。
  • 正字から常用漢字体への変換機能もサポートしていますが、正字変換と同じ変換テーブルを使用しているため、正字から俗字やJISのウソ字に変換される可能性があります。この機能はおまけ程度にお考え下さい。
  • 本マクロは一太郎2007上で作成しています。
• OpenOffice.org用　正字変換マクロ
  • 本マクロはOS XのNeoOffice上で作成し、OS XのOpenOffice.org 3.0で動作を確認しています。OpenOffice.org Basicが動作すれば、プラットフォームに関わらず動作すると思いますが、ご利用にはご注意下さい。
• Word 2008 for Mac用　正字変換スクリプト
  • VBAのサポートがなくなった、Microsoft Word 2008 for Mac のための、上記マクロと同様に正字への変換を行うAppleScriptです。

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